June 13, 2010

City Switch 2010出雲

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urban dynamics laboratory::出雲神迎の道地区等:建築・環境・再生ワークショップ「City Switch 2010 出雲:: つながりをデザインする」参加者募集をスタートしました。

May 01, 2010

環境レストラン:環境を味わう

「環境レストラン/環境レストランを核とした地方都市活性化の事例研究」の出版準備中です。SLOWMEDIA+東京大学大学院新領域創成科学研究科の日高仁とbuilding landscape+東北芸術工科大学プロダクトデザイン学科の西澤高男氏との共同研究。南陽市赤湯のブドウ畑のレストランプロジェクト(南陽市ウェブサイト記事、東北芸術工科大学のウェブサイト告知+報告)などの実施とそのリサーチ。平成21年度ユニオン造形文化財団助成研究。6月初旬発行予定。以下、内容の概要(研究の目的)です。また、基礎研究を「環境レストランを核とした地方都市活性化の研究」で公開中
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研究の目的
 この本のタイトルでもある「環境レストラン」という言葉は、このリサーチをまとめるに当たってつくった造語です。環境指向のレストランは増加していますし、利用者の意識も環境や新鮮で質の高い食材、地元農家との連携に対してこれまで以上に強まってきています。ただし、そこで使われている「環境」という言葉は非常に広い意味をもっており、実はあまり物理的な周辺環境そのもの、「どんな空間で食事をするか?」という意味で使われていることは少ないのではないかと気づきました。そして、この気付きが「環境レストラン」という造語を作るきっかけになりました。環境志向のレストランは多くありますが、エコロジーやオーガニック、地産地消など食材の環境志向を強調するものがほとんどで、食環境の空間性や地域独自の環境資源との関係で論じたものを知りません。「眺めの良いレストラン」などというタイトルで雑誌などで取り上げられることはありますが、我々がここで考えたい環境は、単なる眺望を示すものでもありません。
 周辺環境を楽しみながら食事をすることができるレストラン、眺望だけでなく、レストランの建築空間やさらに広い周辺地域の環境、風土に根ざした食材や文化的交流、それらを一体的に楽しむことを目的としたレストラン。これがわれわれの考える「環境レストラン」です。
 グリーンツーリズムやアグリツーリズムは世界各地で行われている興味深い動向で、我々のリサーチもそうした事例に目を向けています。イタリアのアグリツーリスモは世界的に大きな影響力を持っていますし、台湾の茶芸館は風土と独自の文化に支えられて人々の日常に入り込んでいます。
 研究の目的として、最終的には、周辺地域や地方自治体、多くのメディアも巻き込んでこうした統合的な動きを作ることが重要だと考えていますが、例えばレストランを開業したいと考えている個人でもすぐに始められるアクション・プランとして、あるいは小さな町の活性化のために遊休農地を利用して始める地元レストランのためのアイディアとして「環境レストラン」は小さな規模からスタートできる、より具体的で身近なアイディアです。
 現在、地方都市の衰退や過疎、農業従事者の高齢化や耕作放棄地の問題などが注目されています。実際にリサーチを行うと、こうした現実の困難は強く実感できます。しかし、一方で、そこにしかない素晴らしい環境をどうしてもっと生かし、独自の地域資源として開発していくことができないのかと疑問を感じるケースも多くありました。政府は観光立国などの立案もしていますが、具体的な政策としては明示されていません。観光資源の開発は急務ですが、これから必要なのは、俄かにつくられるマスコットキャラクターや名所看板、テーマパークや大規模な施設開発などではないはずです。「環境レストラン」はそこにしかない素晴らしい環境を食とともに味わうことができる場所であり、その土地でしかできない体験を提供します。「環境レストラン」で食事をすることはその地を訪れる主目的にもなりうるものであり、その意味では単なる一軒のレストランにとどまらない、地域活性化の拠点となります。さらに、オーベルジュのように宿泊とともにサービスを提供することでより経済波及効果の高いものとして発展させることもできるでしょう。
 この研究の目的は、こうした「環境レストラン」の可能性についてリサーチを行い、日本の地方都市活性化の重要な拠点として考え、実際にそれを実行に移すことができるアイデァを蓄積することです。そのため、今回のリサーチでは、実践力を重視しました。縁あって、南陽市赤湯地域の白竜銀河の森づくりプロジェクトの関係者のご協力を得ることができ、テンポラリーな「ぶどう畑のレストラン」を準備し、営業するという社会実験も行いました。この土地は、昔のカルデラ地形を望む高台で、カルデラ湖の名残である美しい白竜湖を望む絶景の地です。古い葡萄畑が耕作放棄によって林となり、長い間使われていませんでした。赤湯地域は良好な温泉や熊野大社、烏帽子山公園などの名所のある豊かな土地ですが、一方で斜面に広がるブドウ畑や雄大なカルデラの景観を楽しむことのできる観光資源に乏しく、「ここにしかない大きな地域資源」がみすみす放置されている状況だと感じました。また、日本の最古のワイナリー地域のひとつでもあり、地元産ワインもこの地オリジナルの大きな魅力です。地域の人々と一緒になってこれらの潜在的な環境の美しさを再発見し、おいしい食事とともに過ごしたひと時は大変貴重なものでした。こうした社会実験の成果を、今後、少しずつ発展させながら実際の「環境レストラン」の開業を目指すのは、このプロジェクトの大きな楽しみです。

Key words
グリーンツーリズム アグリツーリズム 農家民宿 地産地消型レストラン オーベルジュ
オーガニックレストラン コミュニティレストラン
green tourism agri-tourism

April 26, 2010

小坪プロジェクト:基礎コンクリート打設

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2日間に分けて行う基礎のコンクリート打設1日目が無事終了しました。車のアクセスがないエリアなので生コンをポンプ車で圧送し、100メートル以上も繋いだパイプを通ってやっと敷地に到達。
延々、延々、押し出します。
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小坪プロジェクト:ワーク・イン・プログレスのデザイン

逗子市小坪漁港に面した漁村集落のSOHO。かなり特殊な立地である。国道134号線がずっと海際を走る湘南エリアにあって、材木座海岸と逗子海岸を結ぶトンネルが通っている部分で交通がショートカットされ、小坪地域は唯一、国道の通過交通のない静かな海岸線をもつ。134号線を外れて材木座の住宅街を5分ほど走り、小さなトンネルを抜けると逗子マリーナの椰子並木とともに、全く雰囲気の違う静かなエリアが現れる。
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写真:逗子マリーナの公園から小坪漁港の上の斜面につくられた漁村集落を見る
逗子マリーナ、披露山庭園住宅などの開発地域はインフラも充実しているが、敷地のある漁村集落内には細街路しかなく、200件余りの住戸が車のアクセスのない立地となっている。詳しく調べていないので確かではないが、首都圏でここまで歩行者空間だけで成り立っている地区を他に知らない。敷地までは車を降りてから徒歩で100メートルばかり坂道をたどる。

自邸であるため未完成でもとりあえず住めれば良いというスタンスが取れる。敷地には築40年になる古家が残っていた。どこにでもある平凡な在来工法の木造住宅であったが、内部の仕上げを解体して現れた軸組みだけの空間を体験したとたんに愛着が生まれ、過半を保存活用することにした。
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写真:内装を解体した既存棟2階インテリア
増築されコンディションも良くなかった南側部分を建て替えて新しい棟をつくり、新旧二棟が間に半屋外の通り土間を持ちながら並んで建つ構成とした。半分を残し、半分を解体して建てなおすリノベーションであり、結果として究極のローコスト改修を実現した。ただし、未完成。居住開始後も継続して手を入れ続けるつもりであり、ある意味では永遠に完成することがないかも知れない。
「ワーク・イン・プログレス」という言葉は、もともと、現代のライブパフォーマンスやインスタレーション・アートの文脈で使い始められた。ライブを重ねるたびに観衆の反応や技術革新を重ねてアップグレードされていく形式の作品をあらわす。実験的な要素を重視し、発表後も観衆からのフィードバックなどによって作品は修正され、場合によっては最初の作品とは似ても似つかぬものに発展する。作品が常にライブから得られるフィードバック・ループによって柔軟に成長する、インタラクティヴでオープンエンドな形式である。
筆者が共同主催するResponsive Environment東京カテドラルの空間パフォーマンス横浜像の鼻パークのアーバンパフォーマンスもワーク・イン・プログレスの作品である。

いかに小さな建築であっても、都市的なスケールでデザインすることが重要だと考えている。既存のコンテクストを重視し、そこに応答しながら介入していく。空間デザインは常に都市環境のつくりかえ行為(リノベーション)としてあるからだ。
程よくくたびれた湘南の漁村という雰囲気になじまないし、予算にも余裕がないため、このプロジェクトでは早くからデザインや住宅としての機能に完璧性を求めないことにした。ワーク・イン・プログレスのデザイン手法はこうした現実が要請した結果でもある。限られた時間やコストでできることから始め、ぎりぎり住める状態まで持って行って地元の仲間入りをし、とりあえず建物を使い始める。不完全ながらも機能し始めることでワーク・イン・プログレスのデザインは始まり、完璧ではないがそこに建っていることで風景には新しい作用が発生する。デザインは常に発展途上のプロセスであり、終わりがない。

April 16, 2010

建築環境デザインスタジオ2010開講

東京大学大学院の建築環境デザインスタジオ2010が開講いたしました。ブログ

April 15, 2010

小坪プロジェクト:基礎の解体/曳屋

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基礎の解体を行いました。古家の基礎の状態が悪く、曳屋を行って基礎を解体しました。(施工:有限会社鈴銀技工)曳屋といっても平面的な移動は全く行わず、新設基礎の梁せいを確保するために、鉛直方向に200ミリ嵩上げしたのみです。24箇所ある1階の柱の下部を足場パイプでサポートし既存の基礎を全てばらします。立地の関係で運搬費用がかさむため解体した基礎は鉄筋や鉄骨以外のコンクリートを割栗石代わりに敷きつめその上に新設基礎を施工します。パイプサポートだけで宙に浮いた家は不思議な状況です。

April 01, 2010

東京大学大学院環境デザイン公開市民講座

21世紀の環境デザインの流儀
東京大学大学院環境デザイン公開市民講座

主旨
東京大学大学院新領域創成科学研究科の環境学研究系では環境デザインに取り組んでいます。環境は、常に人間の手が入ることで、期待する機能と魅力が維持されます。21世紀には21世紀の環境に対する人間の手の入れかた、すなわちデザインの流儀があるはずです。6つの環境デザインスタジオを主催する6人の教員がこれからの環境、都市、自然のデザインの流儀についてお話しいたします。

主催:東京大学大学院 新領域創成科学研究科、UDCK(柏の葉アーバンデザインセンター)
場所:UDCK(柏の葉アーバンデザインセンター)

第1回:建築環境、都市環境、農村環境
4月17日(土)13:00-17:00
「縮小時代の環境形成の方法を考える」:大野秀敏教授
「新しい田園都市」:清家剛准教授+清水亮准教授
「都市化地域での農業と農産物流通を考える」:山路永司教授

第2回:自然環境、緑地環境、人間環境
4月24日(土)13:00-17:00
「参加型森林保全と利用のデザイン:都市住民が森林に癒されるとはどういうことか:斎藤馨准教授
「柏のみどり」:その過去,現在,未来:横張真教授+鬼頭秀一教授
「"Not-In-My-BackYard"を超克する環境デザイン」:岩田修一教授

各回基本タイムテーブル
13:00‐趣旨説明(15分程度)
13:15‐講演(1)45分程度
14:00‐質疑応答 10分
14:10‐休憩10分
14:20‐講演(2)45分程度
15:05‐質疑応答 10分
15:15-休憩10分
15:25講演(3)45分程度
16:10 –質疑応答 10分
16:20- 座談会・会場との意見交換(各スタジオテーマを横断的に)40分
17:00 終了

スタジの作品展示会:各講師が主催する環境デザインスタジオの成果(学生の作品)を年度末に本会場で開催します。
また、各スタジオによっては外部の方々の参加も可能です。
東京大学新領域創成科学研究科のウエブサイトでご確認下さい。
申し込み:info@udck.jp
メールの表題を「東京大学大学院環境デザイン公開市民講座」の件としていただき、ご希望の日にちをお書きください。

March 19, 2010

しまなみ海道10thアニバーサリー企画提案公募「しまなみ海上列車」その後

コンペのその後の展開です。財団法人福武学術文化振興財団による2010年度「瀬戸内海文化研究・活動支援助成」を頂けることが決定しました。引き続き、「しまなみ海上列車」の実現に向けて、検討を重ねていきたいと思います。

小坪プロジェクト:古家の南側半分を解体

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小坪プロジェクト:この建築は過半を保存、残りを建て替え改修とするリノベーションして計画しています。そのため、建物の半分を解体し、隙間に通り土間(外部)を取りながら新しい建物が並ぶ構成とします。既存建築の南側半分を解体しました。重機の入らない細街路の傾斜地なので、手解体で手運搬。時間と労力がかかります。壁面に穴が開き、中の木構造が露出した建物はガランとしていて、なかなか魅力的です。40年前のどこにでもあるようなジェネリックな木造建築ですが、それでもあえて半分残すことにこだわりました。
僕の好きなJunya Watanabeの服に、「解体再構築」というシリーズがありますが、建物もいったん解体し、新しいものとの組み合わせで再構築する。その際生まれる、古いものと新しいものとのズレやコラージュ的な並置のおもしろさを、今回考えてみたいと思っています。
南面を解体したため、日光が入り解放感が高まりました。リノベーションにあたっては、この南面の壁面をさらに解体し解放感を高めるとともに環境性能を向上し、改修する新しい棟のについてもの解放感を損なわない計画としています。

March 02, 2010

Urban Island Exhibition in Sydney

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Responsive Environment:: Urban Island Exhibition @Boutwell Draper Gallery in Sydney.